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ビューラー大谷 大谷怜子

映画「ノマドランド」を観てきた

ノマドランドを観てきました。

リーマンショックの企業倒産で街自体が消滅し
亡き夫との思い出の残る家を出ざるを得なかった主人公ファーン。
家のものは倉庫に預け
夫や親との思い出の品を詰めたバンで車中生活をしながら、
Amazonの工場や、季節の良いときは国立公園の清掃などをして
移動をしていく現代の流浪の民(ノマド)な生き方をしています。
行く先々で出会う人たちとの心の交流は暖かく
別れるときは「またね」と言う。
実際またどこかで会ったりする。
「一緒に住もう」と言ってくれる家族や友だちもいる。
でもそんな生き方はしない。
リーマンで家を失ったことに対する非難をするシーンが
一瞬あるけど、声高に叫ぶこともしない。
「家を追い払われて気の毒な人たち」ではなく
何ものにも縛られない自由を選ぶ誇り高さ。
アメリカのひたすらだだっ広い草原や山々や
そこに落ちていく夕陽や星空を、
淹れたコーヒーを飲みながら座って眺める尊さ。
最後には潔い決意があり、静かな感動を覚えました。
アメリカにはずいぶんとこのノマドライフを
送っている方が多いとのこと。
実際、映画でも、ファーン役のフランシス・マクドーマンドと
デヴィッド・ストラザーン以外は全員
ノマドライフを送っている人が本名で出演していたという!!
ラストの字幕を観てビックリしました(笑)


名演技だと思っていたら、ただナチュラルに
普段通りしゃべっているだけだったという・・・
ドキュメントなのかフィクションなのか、
なかなか不思議な位置づけの作品。


アカデミーの最有力候補らしいです。
とりあえず、フランシス・マクドーマンドの出てる映画に
ハズレなしですよ!